
新築住宅引っ越しチェックリスト
注文住宅など新築住宅を建てて引っ越す際には、見落としがちな点や後から「やっておけばよかった」と思う点が意外と多いです。以下に「重要事項」を項目ごとにまとめます。
🔧 建物・設備面での確認事項
1. 最終立会い・施主検査
- 傷、汚れ、建具やサッシの開閉、クロスの浮きなどをチェック。
- 設備機器(給湯器、IH、換気扇など)の動作確認。
2. 書類の受け取りと確認
- 保証書、図面、取扱説明書、検査済証、性能表示(C値、UA値など)。
- メンテナンススケジュールや注意点が書かれた資料。
3. インターネットやテレビの配線確認
- 引っ越し後すぐに使えるように、工事手配と接続箇所の確認を事前に。
4. 外構・庭工事のタイミング
- 引き渡し後に工事が残る場合、スケジュールや資金繰りを明確に。
- 境界・隣地との距離も再チェック。
🧳 引っ越し準備
5. 近隣への挨拶まわり
- 両隣・向かい・裏手など最低5〜6軒は挨拶へ。粗品(タオルや洗剤など)持参が一般的。
- 引越し日や騒音の案内があると好印象。
6. 住所変更の手続き
- 市区町村役場(住民票)、郵便局、銀行、保険、免許証、学校関係、ネットショップなど。
7. 火災保険・地震保険の加入
🛋 暮らし始めてすぐ必要な準備
8. カーテン・照明の手配
- 特に寝室や浴室など、プライバシーに関わる場所は早めの準備を。
- 仮のカーテンでもOKだが、採寸・取付時期に注意。
9. 冷蔵庫・洗濯機など大型家電の搬入確認
10. ゴミ出しルールの把握
- 新しい地域のゴミ出しルール、回収日を確認。初日に戸惑わないように。
🛠 アフター・メンテナンス関連
11. アフターサービスの内容と連絡先確認
- 定期点検の有無(半年・1年・2年など)、保証内容、緊急時の対応方法。
- 不具合は遠慮なく早めに連絡を。
🧠 その他・意識すべきこと
12. 引越し後1〜2週間は”微調整期間”
- 実際に暮らし始めることで気づくことも多いため、メモを残しておく。
- 家族で「ここはこうしたい」などの話し合いを。
✅ 新築住宅 引っ越しチェックリスト(詳細版)
🔧 建物・設備面での確認事項
- □ 施主検査の実施
- 傷、汚れ、クロスの浮き、建具・窓の開閉確認
- 水回り(キッチン・浴室・トイレ)の動作確認
- コンセントやスイッチ位置も最終確認
- □ 各種書類の受け取りと説明
- 保証書、検査済証、取扱説明書一式、住宅性能評価書
- UA値(断熱性能)など性能関連の説明
- □ インフラの接続確認
- 電気・ガス・水道の開通
- インターネット回線、TVアンテナの設置と動作確認
- □ 外構・庭・駐車場まわり
- フェンス、門柱、ポストの設置完了
- 庭・花壇・照明の仕上がり確認
- 境界確認(隣地とのトラブル防止)
🧳 引越し準備
- □ 近隣挨拶
- 両隣・裏手・向かいの家へ粗品を持って挨拶
- 引越し作業の音・車両について簡単に説明
- □ 住所変更の手続き
- 市役所(住民票、マイナンバー)、運転免許証
- 郵便局(転送届)、銀行、クレジットカード、保険
- □ 火災・地震保険
- 引渡し日から有効になるよう開始日を設定
- 補償内容(建物・家財・水災・破損)を再確認
🛋 新居の生活準備
- □ カーテン・ブラインドの準備
- 採寸・発注タイミングは工事完了直後が理想
- 寝室・トイレ・浴室の目隠し対策は最優先
- □ 照明・家電の設置
- 新居用に買い替えるか?サイズは合っているか?
- 冷蔵庫・洗濯機の搬入経路と排水・配線位置確認
- □ ゴミ出しルールの確認
- 地域によって曜日・分別・指定袋が異なる
- 粗大ごみ処理の方法も早めに確認を
🔧 アフター・メンテナンス体制の確認
- □ 定期点検のスケジュール確認
- 半年・1年・2年点検の有無と内容
- 不具合の連絡方法(緊急連絡先・営業時間)
- □ セルフメンテナンス項目の把握
- フィルター掃除(換気、エアコン、レンジフード)
- 排水管や基礎通気口まわりの点検
🧠 その他の意識すべきこと
- □ 入居後の”慣らし期間”を意識
- 音・光・温度などの生活習慣に家を合わせていく
- 気になる点は日記やアプリで記録
- □ 家具・家電配置の最終調整
- 実際に使ってみての「動線」の違和感を調整
- 使い勝手の良い収納やレイアウトに改善
🔄 あれば便利なチェック項目
- □ 子供の学校・保育園・学童の手続き
- □ ペットの登録・市への届け出
- □ ハウスメーカーや工務店に写真付きで報告すべき点を残しておく
- □ 引越し業者の支払い・オプションの確認
🏠 新築引っ越し時のよくあるご質問(FAQ)
Q.引き渡し前に確認しておくべきことはありますか?
はい、いくつか重要な確認項目があります。
特に「施主検査」では、キズ・汚れ・建具の開閉・水回り・コンセント位置などを一通りチェックしましょう。気になる点があれば必ずその場で伝えることが大切です。
Q.電気やガス、水道は自分で手続きするのですか?
基本的にお施主様側で開通手続きをしていただきます。
引き渡し前に電力会社・ガス会社・水道局へ連絡を入れておくと、スムーズに新生活を始められます。
Q.ネットやテレビの配線工事はいつ行えばいいですか?
建物が完成してから、できるだけ早めに手配されることをおすすめします。
混み合う時期(3月・9月)などは特に予約が取りづらいため、事前準備が大切です。
Q.ご近所への挨拶は必要ですか?
はい、しておいた方が今後のご近所づきあいが円滑になります。
両隣・裏・向かいの方には簡単な粗品を持って、引っ越しのご挨拶をされるのが一般的です。
Q.カーテンや照明はいつ準備するのがいいですか?
工事が終わってから採寸し、引き渡し前後に発注・取付けするのが理想です。
特に寝室やトイレなど、目隠しが必要な場所は早めの準備をおすすめします。
Q.引っ越し後に注意すべき点はありますか?
「入居後の慣らし期間」を意識しましょう。
たとえば音の響き方や温湿度の感覚、動線の不便さなど、住みながら調整していくことが大切です。違和感があれば、少しずつ修正していきましょう。
Q.定期点検はありますか?
はい、弊社では半年・1年・2年などの定期点検を実施しています。
不具合があればお気軽にご相談ください。緊急時の連絡先も、引き渡し時にご案内しています。
Q.メンテナンスで自分でもできることはありますか?
あります。
フィルター掃除(換気扇・エアコン・レンジフード)や、排水口まわりのチェック、基礎の通気口などは定期的に目視で確認いただくと長持ちにつながります。
Q.保険はいつからスタートすればいいですか?
火災・地震保険は、建物の引き渡し日から有効にしておく必要があります。
ローン手続きに合わせて保険証券が発行されることが多いですが、補償内容も含めて事前にしっかり確認しておきましょう。
Q.詳しい内容を相談したいときはどうすればいいですか?
詳細な情報や具体的なアドバイスについては、弊社設計士までお尋ねください。
文責・監修:長崎秀人
福岡県の注文住宅専門の設計事務所「長崎材木店一級建築士事務所」の代表。業界歴35年に及び建築士および宅地建物取引士の資格を持つ。明治30年創業の同社は、設計から施工、不動産取引まで幅広く手掛け、公正なサービス、専門性と実績に基づく信頼性の高い情報を提供している。
私たち長崎材木店一級建築士事務所は、”より美しく、すみ継ぐ”という思想のもと、福岡で自然素材の注文住宅を、設計から施工まで一貫して手がけています。ただ家を建てるのではなく、暮らしをかたちにすることを何より大切にしています。「福岡で家を建てるなら、長崎材木店 一級建築士事務所」──そう言っていただけるように。